【群馬県2020年】公立高校の入試日程。前期と後期の違いや倍率
高校受験を控えている受験生にとっては、本番に近づくにつれて緊張とストレスが続くと思います。
最後まで受験対策と体調管理をして万全の体制で受験日を迎えてほしいものです。
今回は、群馬県の公立高校入試の入試形態と日程をはじめ模試などのことに関する説明をします。
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【群馬県】公立高校の入試形態について
公立高校の入試形態や日程は、各都道府県によって異なります。
基本的に名称は異なりますが、入試でおこなう選抜方法や試験内容は似ている部分も多くなっています。
ここでは、群馬県の公立高校入試の入試形態と日程について説明をしていきます。
入試形態や日程に関する詳細は、群馬県の公式サイトなどでも確認できます。
群馬県の公立高校の入試形態
群馬県の公立高校入試は、「前期選抜」と「後期選抜」の2種類の選抜方法でおこなわれています。
前期選抜は2月中旬、後期選抜は3月上旬の入試日程になります。
前期選抜の内容は、学力検査と各高校が定めた検査方法でおこなわれます。
受験する高校にもよりますが、学力検査と総合問題を使用した選抜方法となっています。
各高校が定める検査方法には、面接や実技検査をはじめ『作文・小論文』などを採用する高校が多くなっています。
中には英語の面接やプレゼンなどという高校もあります。
合否の判定は、『調査書(内申書)』・『学力検査』・『面接や小論文他』を参考に選抜されます。
比率は受験校によって異なりますので受験校選びは慎重にする必要があります。
後期選抜は、学力検査と高校によって面接や実技検査をおこないます。
調査書も選考対象になりますが、調査書と学力検査の比重は高校によって異なります。
学力検査は、前期選抜が『国語・数学・英語の3科目』でおこなわれます。
それに対して、後期選抜では『国語・数学・英語・社会・理科の5科目』になります。
合否判定は、学力検査と調査書が主体で選考されますが、募集人数を2つに区分して合否を決定する高校もあります。事実上の2段階選抜ということになります。
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【2020年度】群馬県公立高校の前期・後期入試日程と志望校を変更したときの手続き方法
群馬県公立高校入試日程
・前期日程
願書受付期間
2020年2月4日(火)・2月5日(水)
学力検査日
2020年2月12日(水)※2月13日(木)に実施することもある
合格発表日
2020年2月20日(木) 10:00~
発表方法
・受験した各高校で合格者の受験番号を掲示
・群馬県教育委員会が指定したWebページ
・各中学校校長宛に「合格通知書」を郵送
・後期選抜
願書受付期間
2020年2月27日(木)・2月28日(金)
志願先変更
2020年3月4日(月) 9:00~16:30
1回限り志望先を変更することができる
学力検査日:
2020年3月10日(火)・3月11日(水)
合格発表日
2020年3月18日(水)
発表方法
・受験した各高校で合格者の受験番号を掲示
・群馬県教育委員会が指定したWebページ
正式な日程については変更がある場合もあります。群馬県の公式ホームページや各高校などで確認することがとても大事です。
志望先を変更したい場合
後期選抜で志望校を変更したくなった場合、1回限り変更することが可能です。
変更方法は、中学校長などに依頼・経由して、『志望先変更願』と受験生に交付された『受験票』をすでに志望した高校の校長に提出。
志望していた高校の校長から『志願先変更証明書』の交付を受けたあと、新たに志望したい高校に出願手続を行います。
参考『群馬県教育委員会「http://www.pref.gunma.jp/contents/100074140.pdf」』
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群馬県の隣接協定の仕組み
群馬県の高校受験生は、条件を満たしているケースに限り栃木県と埼玉県の公立高校を受験することができます。
隣接協定を利用した受験には、いくつかのルールや条件が存在します。
また、他県の公立高校を受験することは難易度がかなり高くなると考えて下さい。
群馬県の受験生が栃木県の公立高校を受験するとき、群馬県の前期選抜に出願をした場合は栃木県の一般選抜には出願できません。
同様に栃木県の特色選抜に出願した受験生は、群馬県の後期選抜への出願ができなくなります。
受験を検討するのであれば、事前に出願ルールを確認することをオススメします。
埼玉県と群馬県の隣接協定にも同じようなルールが存在します。
栃木県の特色選抜や群馬県の前期選抜に出願をした受験生は、埼玉県での出願はできません。
群馬県と栃木県は事実上2回のチャンスがありますが、埼玉県は基本的に1回勝負になります。
埼玉県への出願は、事前に中学校で確認をする必要があります。
【群馬県】高校入試でどうしても気になってくる倍率。偏差値との違い
受験生にとって志望校を選択するときに進学したいと思った高校の偏差値で難易度などを確認すると思います。
受験日が近づくにつれて偏差値よりも倍率が気になる受験生も多いはずです。
ここでは、群馬県の公立高校入試の倍率を説明します。
同時に他の都道府県の公立高校の倍率のことも紹介します。
群馬県公立高校入試の倍率
群馬県の公立高校の入試倍率は、全国的に見ても決して厳しいというわけではありません。
専門的な学科だと定員数が少なくて若干高めの倍率になることも考えられます。
公立高校の場合は、受験校決定の際に中学校の教師との相談が必須となるケースが多くなります。
受験生の状況にもよりますが、中学受験ほどチャレンジ受験は少ないと思います。
群馬県の公立高校入試倍率は、例年高い学校では2.0倍程度で低い所は定員割れをおこしています。
また、一概に倍率の高さが難易度と比例しているとは言えません。
・公立高校
前橋高等学校 1.25倍
高崎高等学校 1.44倍
太田高等学校 1.09倍
高崎女子高等学校 1.31倍
前橋女子高等学校 1.26倍
※2018年12月3日現在
上記に紹介をしている高校は全て群馬県の公立高校の中では高い偏差値を誇る高校ですが、数値的にみるとさほど倍率は高くありません。
よって、「偏差値=入試倍率」という考え方はする必要がありません。
学校の先生と相談をして自身の模試の結果や偏差値などを考慮して選択した志望校であれば、自信を持って挑んでほしいと思います。
参考『群馬県教育委員会「http://www.pref.gunma.jp/contents/100091179.pdf」』
公立高校入試と私立高校の入試倍率の考え方
高校受験を控える受験生にとっては、いくら自分自身との戦いと説明されても入試倍率は気になると思います。
気になってしまうのはごく自然なことだと考えられます。
公立高校の入試倍率が基本的に低めの数値なのに対して、私立高校の入試倍率が若干高くなっていることに気づいている人も少なくないはずです。
公立高校と私立高校の入試倍率の算出方法は全てではありませんが、比較的違う方法を用いている傾向があります。
公立高校は、「志願者数÷定員数」なので志願者倍率となります。
私立高校の場合は、「受験者数÷合格者数」で実質倍率なら問題ありません。
ところが、私立高校も公立高校と同じように志願者倍率で算出すると 実際よりもかなり高い競争率になってしまうことが予想されます。
公立高校と私立高校の倍率の考え方は何故異なるのか?
公立高校と私立高校では、何故倍率の算出方法を変える必要があるのでしょうか?
答えは、合格者数と入学者数の関係になります。公立高校は、『合格者数=定員数』と考えてほぼ間違いないです。
ただし、基本的に定員以上は合格者をだしません。
また、後期選抜(全日制課程)の合格者発表後、学校全体で5人以上の欠員がない限り再募集はないようです。
一方私立高校は、他の学校への入学希望者も多い学校程定員よりも多くの合格者をだすことになります。
特に併願校と呼ばれる高校はそのような傾向があります。
受験生によって志望校に違いがあるので、一概に正解がこれだという訳にはいきません。
どちらにしても、受験生はあまり倍率に惑わされないようにしてほしいものです。
高校入試対策と言えば模試。群馬県で実施されている模試について
高校入試に限らず、中学入試や大学入試でも自分の現状の力を知るために多くの受験生が参考にしているのが模試の結果です。
大学入試に比べると高校入試は全国規模の入試ではないので、各都道府県で別の模試が中心となっています。
ここでは、群馬県の公立高校入試対策に必須といわれる模試について説明をします。
群馬県でおこなわれている高校入試対策模試はどのような模試なのでしょうか?
群馬県の公立高校入試対策模試はGSC統一テスト
群馬県の公立高校入試対策模試は、基本的に「GSC統一テスト」の一択と考えて問題ありません。
主催は株式会社GSC(群馬進学センター)となっています。
群馬県内にある学習塾の多くは、GSC統一テストの受験を推奨しています。
また、通塾していない受験生は個人での申し込みもできるので実質最も信頼性の高い模試となります。
他の都道府県だと公立対策用の模試としていくつかの業者が参入しているケースもありますが、群馬県は基本的にGSC統一テストが圧倒的に支持されています。
GSC統一テストの信頼性や情報は?
GSC統一テストは、群馬県の公立高校入試を意識してつくられている問題なので、教科書を基本とした公立高校向きの模試となっています。
公立高校向けの模試で受験者数も多いので、偏差値や順位などを確認しながら志望校を選択する目安に利用できると思います。
中学3年生は5月~1月までの毎月、合計9回模試がおこなわれています。
5月は1年生の総復習。6月は、2年生の学習範囲から出題される仕組みになっています。
また、6月以降も授業で既に学習していると思われる範囲からの出題になるので、現時点での実力を知るのに良い模試だと思います。
1月におこなわれる模試は入試予想問題になっているので、かなり有効だと思って間違いありません。
通塾をしていない受験生も受験できるのは良い模試だと思います。
群馬県の公立高校を受験するならGSC統一テストは受けるべきか?
GSC統一テストは、中学1年生3回・中学2年生3回・中学3年生9回の模試があります。
個々の考えかもあると思いますが、公立高校の受験を考えるのであれば必須といえます。
1年生や2年生は、教科書の範囲を理解しているかという確認にも利用できます。
中学3年生も自分の弱点を早めに知ることができるので、入試対策としてとても価値ある模試だと思います。
私立高校に関しては、一応模試の主催者であるGSCでは私立高校にも対応となっています。
しかし私立高校の場合は、過去問題などの対策も充分に必要となります。
偏差値の高い私立高校の受験を考えているのであれば、過去問題や難易度の高い問題を解く必要性もあります。
そして、なによりも教科書の範囲は理解しておくべきです。
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【群馬県の高校入試】公立高校の過去問にチャレンジしよう。傾向と対策が見えてくる
群馬県の公立高校の過去問にチャレンジしたことはあるでしょうか?
もちろん『ある』と答える受験生も多いと思います。では、何年分の過去問を解いてきたのでしょうか?
1・2年?それだとちょっと寂しいです。
年が明ければ、いよいよ本格的に受験シーズン。
この時期だからこそ過去問を解いて自分の復習する単元を確認しましょう。
過去問とは?
過去問を知らいない受験生は少ないと思います。簡単に説明すると過去に出題された試験問題です。
公立高校の過去問は、都道府県によって違います。
群馬県にある公立高校の試験問題は、群馬県内にある公立高校のみで使われています。
もちろん、公立高校の偏差値など関係なくすべての公立高校は同じ試験内容です。
その試験内容、過去使われてきた試験問題を過去問と呼びます。
【過去問】何年分チャレンジすればいいのか?
よく何年分とけばよいかと聞きます。正直難しいとこですが、5年分の過去問をとくことで対策や傾向を見えてきます。
できれば、より新しい過去問。受験する年から数えて、過去5年間の過去問がよいと思います。
理由は、基本は同じですが古くなってくると教育のちょっとした違いから勘違いしたり、問題の違和感を感じることがあるかもしれません。
過去問はどこで手に入る?
過去問は街の本屋さんで買うことができます。受験用コーナーによく置いてあります。
まったく同じ内容の過去問ですが、種類は豊富です。
違いは、各出版社さんの解説内容の違いや年数の違いなどが主です。
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インターネットでも過去問が見れる?
国語など、一部問題が省略されていますが問題や解答用紙、さらに解答まで見ることができるサイトを紹介します。
サイト名『群馬県教育委員会各課発行・提供資料「http://www.nc.gunma-boe.gsn.ed.jp/?page_id=633」』
うれしいことに、『前期選抜』と『後期選抜』のそれぞれの教科すべてが紹介されています。
しかも、過去5年分。とてもありがたいです。
しかし、解答はわかるのですが解説がありません。わからない問題が見つかった時は、先生や親友などに聞いて必ずわかるようにしておきましょう。
群馬県公立高校人気ランキング
群馬県の公立高校には、男子校・女子校・共学校が存在します。ここでは、総合的なランキングを紹介しています。
人気ランキングは総合的にだしていますが、上位校だから必ずしも自分に適しているとは限りません。
その逆も同じ考え方ですので、あくまでも目安として考えて下さい。
群馬県公立高校人気ランキング・男子校
1位 前橋高等学校
群馬県前橋市にある県内公立高校の中でも屈指の進学男子校として、毎年難関大学への進学実績があります。
進学校らしく早朝から補習授業をおこなっています。また、土曜日や放課後も積極的に学習時間を確保しています。
2位 太田高等学校
太田高等学校は比較的偏差値の高い進学校です。男子校ですが、比較的自由度の高い校風は人気があります。
進学実績に関しては、早慶レベルはもちろんですが、多くはGMARCHクラスの大学へ進学しているようです。
ただ、あまり進学校というようなカラーではありません。
3位 渋川高等学校
渋川高等学校は、2020年には創立100年という歴史のある伝統校でもあります。
進学実績は、最難関大学への進学者は決して多くはありません。
しかし、国公立大学をGMARCHクラスの大学を狙える環境です。
自由な校風が人気の男子校になります。
群馬県公立高校人気ランキング・女子校
1位 前橋女子高等学校
前橋女子高等学校は、創立100年以上の伝統的な女子校です。
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に認定されているだけあり難関国公立や難関私立大学への進学実績が高くなっています。
2位 太田女子高等学校
4年生大学への進学率が高く、国公立や早慶上智レベルの合格者も少なくありません。
進学校でありながら部活動も文化系・運動系共に盛んです。
中でも陸上部は県内でも強豪校として知られています。
3位 桐生女子高等学校
桐生女子高等学校は桐生市にあり、普通科と英語科のある高校です。
進学実績は、目指せGMACHIというレベルになっています。
学業と部活動を両立している生徒も多く、人気の高い高校です。
群馬県公立高校人気ランキング・共学校
1位 高崎工業高等学校
高崎工業高等学校は、高崎市にある共学の工業高校です。3種類から選べる給食制度を採用しています。
卒業後半数以上が就職しています。部活動も盛んでインターハイなどで好成績をおさめている部活もあります。
2位 前橋商業高等学校
前橋商業高等学校は、「情報処理科」「商業科」の2つの学科が存在します。
卒業後は大学進学者と就職者がおおくなっています。
部活動は、文化部・運動部共に全国レベルの実績をほこる部活が存在します。
3位 桐生高等学校
桐生高等学校は桐生市屈指の進学校として難関大学への進学実績が高くなっています。
夏期休暇などの長期の休みには、補習授業などを行うなど日頃から放課後などを利用した受験対策に取り組んでいます。
生徒の進路に対して力を入れている傾向があります。
生徒と学校はもちろんですが、保護者も交えて進路指導や相談を積極的におこなっています。
まとめ
今回は群馬県の公立高校入試の特徴や日程について説明をしました。
また、受験生にとって不安になると思われる受験倍率に関する内容にも触れました。
高校受験は、大学受験や中学受験とは少々異なる流れになっています。