定時制高校と全日制高校との違いとは!?編入や転入って?卒業後は?歴史から紐解いて解説

定時制高校受験
現在の高校は、「全日制高校」「定時制高校」「通信制高校」が存在します。

全日制高校に進学をする人も多いですが、個々の事情で別の進路に進むこともあります。

今回は、「定時制高校」について説明をしていきます。

この記事を読めば定時制高校に対する疑問や不安がなくなります。

定時制高校について調べてみました。

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定時制高校とは?どこの高校にも存在するの?歴史も含めて解説

定時制高校受験

定時制高校というと不良がたくさんいて怖いイメージがある人もいるのではないでしょうか?

実際に定時制高校とはどのようなところなのでしょう。

ここでは、定時制高校のことを簡単に説明していきます。

まずは定時制高校の基本的なことを理解していきましょう。

定時制高校とはどのような所なのか?

近年は高校進学と言えば、全日制高校への進学が一般的になっていますが、昔は経済的な理由で中学卒業後に働きながら高校に通うことを希望する人もいました。

この状況を見て国は、夜間に授業をできる環境をという意味で定時制高校をつくることにしました。

これが定時制高校のはじまりだと言われています。

定時制高校にも私立高校と公立高校がある

定時制高校にも全日制高校同様に私立定時制高校と公立定時制高校が存在します。

全国的に多数あるのは公立の定時制高校になっています。

定時制高校も全日制高校の私立と公立の違いと同じように授業料や施設に差があるようです。

私立の定時制高校は授業料が高い代わりに様々な公立にはない魅力があります。

私立定時制高校の中には、高校卒業後の進学に力を入れている高校や全日制への転入が可能な高校も存在します

定時制高校にも昼間と夜間の学校がある

定時制高校のイメージは、夜間というイメージが強いと思います。

昼間働きながら夜間定時制高校に通う人が多いのは事実です。

一方で定時制高校にも昼間に登校をして授業を受ける高校もあります

本来は夜間労働をしている人向けに存在していましが、現在は少々様子が違うようです。

昔の公立中学校は「相対評価」という成績の付け方をしていました。

また公立高校の受験に対する考え方も合格重視の志望校決定の傾向がありました。

評価方法が「絶対評価」に変わったので、不登校や提出物の未提出などが原因で成績が最低ラインになることも増えました

現状の内申点重視の公立高校の受験は確実に不合格になります。

そこで、入試の結果だけで入学できる昼間定時制高校の受験生が増加した時期もありました。

定時制高校は減少方向!?

不登校の生徒が昼間定時制高校への入学を希望するのであれば、定時制高校はもっと増えても良さそうです。

現状は完全に減少傾向となっているようです。

様々な理由が考えられますが、最も大きな理由は「通信制高校」のメジャー化だと思います

不登校が理由で定時制高校に通うことを考えれば、通信制高校への入学を希望する生徒が多くなるのも理解できます。

定時制高校と全日制高校の違いはどんな所?

違い
定時制高校には夜間だけでなく昼間の高校もあることがわかりました。

そうなると全日制高校との違いは、夜間と昼間ではないということです

ここでは、定時制高校と全日制高校の違いを様々な角度から説明していきます。

定時制高校を希望する人は全日制高校との違いを理解しておきましょう。

定時制高校と全日制高校の入学時の違い

定時制高校と全日制高校の入学までの違いをみていきましょう。

入学試験

入学試験はどちらも行いますが、定時制高校の入学試験の方が難易度は低くなっているのが現状です。

定時制高校は学力よりも面接を重視している高校もあります

入学や転入

入学や転入の時期はどちらも4月が基本となっています。

転校や転入の場合は、年度末以外にも学期末で行うこともあります

初年度費用(年額)

公立定時制高校 約7万円~
私立定時制高校 約50万円~
公立全日制高校 約25万円~
私立全日制高校 約75万円~

尚、 就学支援金はどの高校も利用可能になっています

定時制高校と全日制高校の授業形態の違い

高校卒業までの年数は原則的に3年となっていますが、昼間定時制高校は「単位制」になっている高校も多くなっています

単位制の場合は時間的に4年間を基本とする人が多いようです。

もちろん夜間定時制高校や全日制高校も「学年制」となっていますが、3年で確実に卒業できる訳ではありません。

定時制高校と全日制高校の学校生活の違い

学校内での生活は全日制高校と夜間定時制高校を比較すると、登校日数は週に5日程度で同様になりますが、1日の授業数は全日制の方が多くなっています。

全日制高校は朝から夕方までが授業時間ですが、夜間定時制高校は夕方から授業開始となります。

また、夜間定時制高校では給食を取り入れている学校が多いようです

定時制高校と全日制高校の卒業後の違い

定時制高校と全日制高校のどちらを卒業しても「高校卒業」の学歴になります。

卒業高校の名称は記載されますが、学歴自体は高校卒業なので違いはありません。

卒業後の進路は双方で大きく異なる傾向があります。

全日制高校の卒業後の多くは進学で半数は大学への進学となっています。

残りは浪人や専門学校などへの進学が多くなります。

一方、定時制高校の卒業後は、就職をしている卒業生が最も多く、次いで専門学校などの進路となっています。

大学進学も以前よりは増加傾向ですが、厳しい状況となっています

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全日制高校から定時制高校への転入や編入は可能?

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全日制高校が自分に合っていないと気がついて、定時制高校への転入や編入を考えている人もいると思います。

実際に全日制から定時制への転入や編入希望者は存在します。

ここでは、全日制高校から定時制高校への転入や編入に関しての説明をしていきます。

決断をする前に内容を理解することをオススメします。

転入と編入の違いって何?

まず基本的な用語の説明から行います。

「転入」「編入」の違いを理解している人はどのくらいいるのでしょうか?

自分は、転入なのか編入なのかを理解していないようでは困りますので、違いをしっかり理解しておきましょう。

転入と編入との違いを理解しておきましょう。

「転入」は、現在籍を置いている高校を退学せずに新しい高校に移動することを転入といいます。

「転校」「転学」などの言葉だと馴染みがあるかもしれません

「編入」は、通っている高校を中退して、あらためて新しい高校に再入学することを編入といいます。

編入は原則的に新学年のはじめに編入をします

全日制高校から定時制高校への転入や編入は可能か?

全日制高校から定時制高校への転入や編入は、定時制高校が募集をおこなっていれば可能になります。

但しいくつかの条件があるので注意をする必要があります。

上記でも説明していますが、定時制高校側が募集をおこなっている状態が転入や編入の条件になるので、募集時以外の転入や編入は難しいと思います

全日制高校から定時制高校への転入や編入の注意点

全日制高校から定時制高校への転入や編入の注意点をいくつか説明したいと思います。

知らなかったでは手遅れになりますので、事前に確認をしておきましょう。

転入時期は不定期ですが、編入は原則的に4月となっています。もちろんこれらも定時制高校が募集をおこなっていることが最低条件になります

編入の場合は、高校2年生の途中で退学をした生徒は、4月にもう一度2年生から編入ということになります。

理由は修得をしているのが高校1年だからです。

転入の場合は、原則的に同じ学科の高校にしか転入できないことになっています。

普通科の人は普通科、工業科の人は工業科という感じです。

一番の注意点が、「学年制」と「単位制」の問題です。

学年制の高校から単位制の高校への転入は学力が基準以上であれば問題ありません

単位制から学年制に転入や編入をするのは、かなり難しいと言われています

条件面なども複雑になるので、事前に直接確認をすることを強くオススメします。

定時制高校から全日制高校への転入や編入はできるのか?

定時制高校から全日制高校への転入や編入は可能かという問題は、一部は可能という答えになります

但し基本的には難しいと考えてほしいと思います。

本文中に説明をしている通り近年では、私立定時制高校の中には全日制高校水準の学習を学べる高校もあるようですが、基本的に公立定時制高校では考えられません。

同じ高校でもおこなっている授業の内容が全く違うことが多いので、決まりはありませんが殆ど不可能だと思います。

仮に全日制高校へ入学を希望するのであれば、一度現在の定時制高校を退学して、入学試験から受験すれば、入学は可能かもしれません。

定時制高校を選択するメリットとデメリット

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定時制高校に入学をした時のメリットやデメリットにも触れておこうと思います。

最終的に進学をしたいと願うのであれば、多少のデメリットは仕方がありません。

ここでは、定時制高校のメリットとデメリットを説明しますが、全日制高校にもメリットとデメリットは存在します。

即決ではなく慎重に対応をしていきましょう。

定時制高校のメリット

定時制高校のメリットは、「時間的な余裕」「学習レベルが易しい」「仕事と学習の両立」になります。それぞれを順番に説明していきます。

「時間的な余裕」

日々の授業時間が少ないので、自由時間が多くなります。

もちろん仕事をしている人は仕事になりますが、仕事をしていない人は時間にゆとりができます。

「学習レベルが易しい」

全日制と定時制は同じ高校でも授業で学習する水準が全く違います。

定時制高校の学習内容は易しいので一般的に対応可能だと思います。

「仕事と学習の両立」

自由時間の部分と似ている内容になりますが、基本的に仕事をしながら学習も学びたい人のための学校ですから、仕事と学習の両立は必須です。

定時制高校のデメリット

定時制高校のデメリットは、「進路の幅が狭くなる」「学校そのものが全日制よりも少ない」「卒業までの年数がかかる」になります。

順番に説明をしていきましょう。

「進路の幅が狭くなる」

定時制高校だけではありませんが、仕事の中には大学で専門課程を学ぶ必要のある職業もあります。

定時制高校の大学進学実績を考えると、あまり強気になれないのが本音です

学校での授業レベルでは難しいので、学習塾などに通うことをオススメします。

「学校そのものが全日制よりも少ない」

高校受験時の選択肢の問題だと思います。

地域によっては私立定時制高校がない地域も少なくありません

「卒業までの年数がかかる」

学年制であれば原則3年で卒業が可能になりますが、定時制高校の場合は、元々の単位数が足りない状態になるので4年間が一般的です

定時制高校と通信制高校の選択は難しい

不登校などが理由で全日制高校への進学を断念した人は、定時制と通信制のどちらかを選択することになります。

大学進学を検討しているのであれば、予備校などと提携をしている通信高校への進学が良いと思います

また対人関係の向上を求めるのも定時制が登校だから良いとは言えません。

通信制の高校にも同じような境遇の人が進学をしています。

また高校によってはコミュニケーション能力を学べる所もあります。

定時制高校と通信制高校の選択に関しては、一概にどちらが良いとは言えません。

あくまでも本人の性格や将来の進路などを考えて慎重に決定するべきだと思います

まとめ

・夜間に授業ができる環境として、定時制高校は始まった
・私立高校にも定時制はある
・昼間の定時制高校もある
・定時制高校の募集時以外は転入や編入は難しい
・大学進学を目指すなら、通信高校への進学が良い

今回は、定時制高校のことについて説明をしました。

定時制高校も昔と今では随分変わったようです。

不登校などが原因で全日制高校への進学を断念した受験生の場合は、定時制や通信制の高校への進路も重要ですが、現状を放置しては意味がありません。

中学校や保護者を含めて、精神的なサポートをしていく必要があります。

胸を張って高校へ進学できるように慣れることが理想だと思います。

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