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500円。家出して合格

家出高校受験
私は140人いる中学の同級生の中でも全教科毎回3位以内に入る、比較的勉強が得意な女子中学生でした。

県の統一テストでは毎回偏差値が64以上。第一志望の高校の偏差値は60程度でした。

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高校受験の直前。不安だからイライラ

冬休み後の三者面談でも「この実力なら、この志望校も余裕でしょう」と太鼓判を押されました。

それでも心配性な私は受験直前まで猛勉強し、詰め込めるだけの内容を詰め込んでいました。

しかし、受験の3日前、突然私の中で勉強に対するガソリン切れたのです。

きっかけは本当に些細なことで、親から「そんなに勉強しなくても大丈夫よ」と言われたことでした。

もちろんその一言が全ての原因ではありません。

何ヶ月も毎日勉強詰めだったこと、それなのにクラスの人たちから常々「勉強できていいね」「受験苦労しなさそう」と言われていた鬱憤が溜まっていたからです。

その親からの一言になぜか『ああわかった、それなら勉強できないところを見せてやる』とスイッチが入ってしまったのです。

財布に入っていた500円玉を握りしめた私は家を飛び出し、最寄駅から県庁所在地の方面へ向かう終電に飛び乗りました。人生で初めての家出でした。

高校受験の直前。家出して警察にお世話

県で一番大きな駅に着いた時、残額は300円になりました。

自販機で温かいおしるこを買い、残額は180円になりました。

最寄まで片道200円かかるので、始発が来ても自力で家に帰ることはできませんが、そんなことはどうでもよかったのです。

当時の私は『勉強しない自分』を貫く必要があったからです。

しかし、東北の3月は非常に寒く、終電後に駅を閉め出された私は行く当てもありません。

当時180円程度で何をどのくらい飲み食いできるか確証がなかった私は、飲食店に入ることもできません。

たまたま近くにあったコンビニはなぜか25時には閉店してしまい、やむを得ずバス停のベンチで横になりました。

空腹と寒さで泣きそうになっていました。

遠くに交番の光が見えましたが、そこに自分で行くことはプライドが許しませんでした。

やがて、近くにいたホームレスの男性が私の周りをウロウロしたかと思うと、あろうかとか交番に行き、こちらを指差して会話しているのです。

「まずい」と思い逃げましたが、パトカーであっという間に追いつかれて確保されてしまいました。

交番に連れて行かれ、3名の警察官に囲まれた私は泣きじゃくりました。

すでに捜索願いが出ており、全員事情を知っているようで「受験が嫌だったのかな」と優しく声をかけてくれました。

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高校受験の直前だけど、勉強しない

しかし、私は「勉強しないところを見せつけたかった・・・。」と意味のわからない本音を言いました。

警察官の方も困ったと思います。

やがて軽トラックで迎えに来たおじいちゃんに頭を叩かれ、家に戻りました。

それでも腹の虫が収まらない私は、その後2日間は一切勉強せず、リビングでゴロゴロする様を家族に見せつけてやりました。

受験は無事に第一志望に合格し、25歳の今思い返しても〝人生で一番楽しい〝と言い切れる高校生活を送りました。



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