【高校受験】不登校ヤンキー娘が勉強して公立高校に合格できた体験談

【高校受験】不登校ヤンキー娘が勉強して公立高校に合格できた体験談
娘が不登校になったのは、中学校に入学してからでした。

私たちが住む街は片田舎で、いわゆる『ヤンキー』が多いです。

都会の人から見ればダサいと思われるようなジャージ姿にサンダル履きの若者が、夜遅くまでコンビニの前にたむろする街です。

恥ずかしながら私の娘も、中学に進むと同時にその仲間入りをしてしまいました。

遊ぶことに夢中になった娘は昼夜逆転の生活を繰り返し、朝起きれなくなる日が増えてきました

次第に学校を休むようになり、学校を休めば勉強についていけず授業が余計つまらなくなる・・・という悪循環。

中学1年の夏休み明けにはほとんど学校に登校することがなくなっていました。

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親としての責任。娘が不登校になった理由とは

親としての責任。娘が不登校になった理由とは
同じ不登校でも、行きたくても行くことができないお子様を抱えているご家庭にとっては、我が家のような不登校児は失礼極まりない事例かもしれません。

「親としてもっとできることがあったのでは?」と責められても、何も言い返すことはできません。

言い訳になってしまいますが、私自身が自営業で忙しく、娘の素行にかまってやれる時間がそうそう取れないのも要因でした

町の環境も娘の素行を止めることができなかった要因でもあります。

娘以外にも同じような若者が多く、さらに娘たちの遊び仲間もみんな子供の時から知っている子達ばかり。

根は優しくていい子達ばかりであることを知っているだけに、付き合いを制限するまでの処置は行っていませんでした。

「とにかく人様に迷惑さえかけなければいい」

そう思っていた私は、ある程度のことは容認していた部分があるのです。

口ではやかましいことを言っても、実際には行動を規制することまではしない親に、娘も完全になめた態度をとっていました。

その一方で、不登校にありがちな暗い雰囲気は一切なく、親子の会話は不登校になってからも普通に交わされていました。

不登校の娘が突然、高校受験を宣言。その理由とは

不登校の娘が突然、高校受験を宣言。その理由とは
せめて高校だけは卒業してほしい・・・と思いつつも、このままではそれさえも絶望的かなと半ば諦める気持ちもありました。

しかしそんな時に、ある映画が娘の人生をガラリと変えてくれたのです。

それは、有名な女優さんが主演して話題になった、偏差値が低かったギャルが一人の塾講師との出会いによって、難関有名大学に進学するまでの実話を描いた映画です。

普通のギャル映画だと思ってたまたま見に行った単純な娘は、すっかりとその世界にハマってしまいました。

突然「私も塾に行く!」という宣言をし出し、今まで遊びに使っていたお小遣いを全て塾の方にまわしていいからという約束のもと、高校受験に向けて勉強を始めるようになったのです。

しかし案の定、学校にまともに通うことができなかった娘が、いきなりレベルの高い塾で勉強が継続できるはずもありません

映画は映画です。

実際に映画のような先生に会えるのは、とても稀なことだということを分かっていませんでした。

「まずは学校に行ってみれば?」と薦めてみたものの、娘はかたくなにそれを拒否。

というのも娘の高校受験の目的は、「中学に行かなくても高校に合格できた自分を、真面目な奴らに見せてやりたい!」ということにあったからです。

それから娘は、塾以外で自力で勉強できる方法を模索するようになりました。

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不登校の娘が高校受験のために越えるべき3つの課題

不登校の娘が高校受験のために越えるべき3つの課題
自分の感情を優先に不登校を貫いていた娘には、高校受験に向けて身につけなくてはいけないことが山ほどありました。

一つ目は、目上の人に対する敬意です。

ヤンキーの世界でも上下関係はありますが、それとは次元の違う一般的な社会常識が娘には備わっていませんでした

面接を受験に取り入れている高校も多かったため、基本的な敬語や礼儀作法を一から徹底的に教える必要がありました。

二つ目は、決まった時間に行動をする生活習慣です。

昼夜逆転の生活を欲望のままで送っていた娘にとって、決まった時間に起きることはもちろん、誰かと約束を交わすこと自体が身についていないことでした

さらに受験となると、全ては大人が決めたスケジュールに合わせて行動をしなくてはいけません。

娘が素直にそれに従っていけるか?普通にまっすぐ育った子供にはなんでもないこのようなことが、娘にとっては難関なことでした。

最後に三つ目です。

三つ目は、勉強したいという意欲を継続させる忍耐力でした。

これはもしかしたら唯一、他の不登校のお子様にも当てはまることかもしれません。

「高校受験したい!」という意欲が目覚めただけでも凄いことなのに、さらにその気持ちを入試本番ギリギリまで保つことができるのか?

これは本人次第の気持ちの持ちようもありますし、周りの家族の接し方も大きく左右する問題だと思います

以上のように、それまでのツケが回ってあらゆることが「普通レベル」に達していない娘。

受験勉強の前にやらないといけないことが多かったです。

不登校の娘がハマった勉強方法とは

不登校の娘がハマった勉強方法とは
娘にとっても親にとっても、この高校受験は人生の中で一番踏ん張っていかなくてはいけない局面だと感じていました。

「ここで失敗してしまっては、娘の人生は台無し」とまで思えるほどの、命をかけてでもやり遂げるべきミッションだと母親としても腹をくくりました。

ただし精神面でのしつけは出来ても、学力の面での向上は何かの力を借りないと限界を感じます。

ただ教科書の遅れを取り戻すならまだしも、高校受験に向けた効率的な勉強をしていかないと、とうてい間に合わない。

そんな時ある画期的な教材が、娘の救世主になってくれたのです。

それがスマートフォンで授業を受けることができる「スタディサプリ」でした

それまでも名前は聞いたことはあったのですが、娘には無縁のものだと思って興味を示したことすらありませんでした。

しかし数ある通信教育の中で、スタディサプリに一番興味を示したのは、他でもない娘本人だったのです。

「これならできるかも」と言う娘に、やってみようと言った私。

「もしかしたらまたすぐに、嫌気をさしてしまうかもしれない」そのような覚悟もありました。

しかし根が純粋な娘は、スタディサプリとの相性がよく、あっという間に動画での勉強が夢中になりました。

「学校の先生も、みんなこんなだったらいいな。」と、なんとも上から目線のコメント。

スタディサプリの動画授業により、娘が久しく忘れていた「勉強する」という感覚がやっと戻ってきました。

さて気になる学力の方ですが・・・。

小学校6年生のレベルで勉強がストップしていた娘が、スタディサプリの勉強を通して地元の公立高校に無事合格できました。

「娘が公立高校に行けた」

これは家族だけではなく、周りの友達たちにとっても衝撃的なことでした。

「いつ勉強してたの?」
「全然学校に来てなかったのに!」
という周りからの声に、まんざらではない娘。

そして公立高校を受験先に選んだ娘にその理由を尋ねると、「だってその方がお金かからないでしょ?」とのこと。

ちゃんと家計のことも考えてくれたんだな・・・と思うと、さんざん苦労をかけられた娘ではありますが胸にくるものがありました。

よかった!不登校だった娘が高校生活を楽しんでいる

よかった!不登校だった娘が高校生活を楽しんでいる
なんだかんだとスタディサプリに出会えたことで、無事地元の公立高校に滑り込むことができた娘。

今では嘘のように、規則正しい生活を送っています。

驚くことに高校生活は今のところ皆勤賞。

ダンス部にも所属して、高校生らしい青春を謳歌しています。

また部活と並行して、週に2日焼肉屋のアルバイトも頑張っています。

チームの中で働くことの責任感を味わいながら、たった一人の自己中心的な考えがどれだけ周りに影響を及ぼすか?ということを、身をもって学んでいます

「大学には行かないよ。おうちの仕事手伝うから。」

娘は今からそのように言ってくれています、

自営業を継ごうとしてくれていることには感謝しています。

しかし、娘には娘の人生があるので、枠にとらわれずに好きなことにチャレンジして行って欲しいと思っています。

高校に入学してからもスタディサプリを続けている娘は、部活にバイトに忙しくしながらも、平均点以上の点数を取ることができています。

高校受験の時よりもむしろ、高校に入ってからの方がスタディサプリの凄さを感じています。

まとめ

長々と我が家のヤンキー娘の話を聞いていただきました。

はっきり言って親の放任と甘さを公表しているようで心苦しいですが、これがありのままの我が家の姿です。

甘えついでに言わせていただければ、娘は本当に頑張ったと思います。

・自分の意思で高校受験を決断したこと
・高校受験に向けて行動を起こしたこと
・合格するために自分で色々調べたこと
・習慣を変え価値観までも改善したこと
・結果自分の人生を自分の力で変えられたこと

このすべてを私は褒めてあげたいと思っています。

世の中には娘とはまた違う状況で不登校に悩んでいるご家族はたくさんいらっしゃることでしょう。

何に苦しみ、何に傷ついているかは本人にしか分かりません。

ただし親としては、たとえどんな状況であっても子供の可能性を最後まで信じてあげることが大切だと思います。

不登校で悩んでいる多くの方へ。

どうか今日よりも明日が少しでも実りあるものになりますように。

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