【体験談】母子家庭で不登校。引きこもりを克服しスタディサプリで高校に合格

母子家庭で不登校。引きこもりを克服し高校受験に挑んだ勉強法と体験談
子供の学力に不安を抱えている親御さんは多いです。

最近は少子化で進学できる学校の選択肢が増えたとはいえ、それでも将来を見越して「できるだけ就職に有利になる学校」に進学させたいと思っているお母さんも多いのではないでしょうか?

一方で、別な意味で我が子の学力に不安を抱えている親御さんもたくさんいます。

それは「子供が不登校」の場合です。

かく言う私自身が、不登校で引きこもりの子供を抱えたシングルマザーであり、子供の進学のことでは随分と悩みました。

そこでこの記事では、母親である私がどのようにして子供の不登校と向き合ってきたか?

学力の低下や進学の問題をどのように克服してきたか?について、赤裸々にお話していきたいと思います。

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母子家庭だけど不自由はなかった。そんな息子が引きこもりになった時期と原因とは?

母子家庭で不登校。引きこもりを克服し高校受験に挑んだ勉強法と体験談
突然ですが、冒頭でもお伝えした通り我が家は母子家庭です。

父親とは事情により疎遠になっていて、お金の面や子供の進路の問題で相談できる環境にはありません。

とは言え、経済的には困窮していません。

大学を卒業してすぐに就職した職場で、産休を取得しながら復帰して、20年以上のキャリアがあるからです。

子供は息子が1人。

小学校の頃は少年野球チームに所属するほど、明るく運動神経もあり活発な子でした。

つまり何不自由なく過ごしている、たいへん恵まれたシングルマザーだったと思います。

そんな息子の雲行きが怪しくなったのは、中学校に進学してからでした。

入学して初めてのゴールデンウィークが終わってから原因不明の体調不良が続き、学校を休むことが多くなっていったのです。

「無理して行くな」これが私の考えでした。

仕事に忙しかったこともあり、「休むなら自分で先生に連絡して」と全てを本人に任せていました。

今、思えばこの初期対応にミスがあったと思っています。

気がついた時には出席日数が大幅に足りなくなり、不信感を抱いた担任の先生から職場に直接連絡がくるようになったのです。

【突然の息子の不登校:考えられる原因その1】自信の喪失

「息子は体調不良ではなく不登校だったんだ」そのことに気がついてからやっと、原因を考えるようになりました。

そして真っ先に思いついたのが、中学に入ってからの息子の「ハキのなさ」でした。

息子は中学に入学して、野球部に入部しました。

少年野球ではスタメン入りしていたので、当然の流れだったと思います。

しかし入部してほどなくして「部活を変えたい」と言い出していました。

私自身は「本人が他にやりたいことがあれば」と深く考えていませんでした。

しかし、転部先に選んだのが文科系の部活だったのでちょっとした違和感は感じていました。

今冷静に考えれば、あの時息子は中学の野球部のレベルを目の当たりにして、一気に自信を失っていたのだと思います。

【突然の息子の不登校:考えられる原因その2】親子の会話の少なさ

息子が自信を喪失している時に、そのことについてじっくり悩みを聴いてあげる時間は私にはありませんでした<。

20年以上勤務していた職場ではそれなりに責任ある地位を任されていました。

さらに自身のスキルアップのために、仕事の後に異業種交流会やセミナーに参加することも多かったのです。

息子は私のキャリアを理解してくれていて、自分のことは自分でなんでもできる子供に育っていました。(シングルマザーの道を決断した時点で、そのように育ててきました)

「息子はちゃんとやってる」と、私は現実を知るまでずっとそう思っていたのです。

そしてまた息子も、「母親に迷惑をかけてはいけない」と思っていたのだと思います。

【突然の息子の不登校:考えられる原因その3】母親(女)であるということ

もしも子供が娘だったら・・・と思う時があります。

同性として理解して、アドバイスできることがあったのかもしれないと思うのです。

というのも、息子の中には「男として母親を守る」という意識が多少なりともあったと思います。

そんな自分が母親に弱音を吐くなんて・・・とプライドがあったのでしょう。

さらに中学生という多感な時期では、女子からの見え方も気にする年頃でしょう。

異性を意識する年頃で、得意だと思っていた野球でも力を発揮できずにくすぶっている「冴えない自分」に、嫌悪感が募っていったのだとも思います。

もしも父親がいたら、「男としての不甲斐なさ」を相談して、父親から「男にはみんなそんな時期がある。オレだってそうだった。」と共感してもらえれば、展開は変わっていたかもしれません。

認めたくはなかったですが、シングルマザーとして思春期の男子を育てる不甲斐なさを感じました。

引きこもりの息子を何とかしたい。母親としてできることは何か考えた

引きこもりの息子を何とかしたい。母親としてできることは何か考えた
不登校が慢性化した後、中1の夏休みを過ぎた頃から完全に息子は家から出ないようになってしまいました。

日中は私が仕事でいないので居間で過ごし、買い物は深夜こっそりとコンビニに行っていました。

多分、人目が気になったからでしょう。

坊主が眩しかった髪もすっかり伸びていました。

次第に前髪は目にかかるくらいの長さではないと落ち着かなくなり、外に出る時はどんな日でもパーカーのフードをかぶっていました。

さらに(なぜか決まって黒の)マスクをしてではないと落ち着かないようになっていました。

そんな息子の変わっていく姿を見て、私は「今、本気で子供と向き合わないと一生後悔する」と思い、産休以来2度目の長期休暇を会社に申し出たのです。

休暇名は「介護休暇」。

職場にとっても異例の「子供の不登校」を理由とした休暇であり、寛大で柔軟な対応をしてくださったことに本当に感謝しています。

余談ですが、子供の不登校を原因で退職した場合に、現在の日本では失業手当延長の特別な処置は認められていません。

このように仕事を休職できたことで、私は息子の不登校の原因だと思われることに1つずつ向き合うことができました。

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引きこもりで自信損失な息子が、親子の会話で少しずつ回復し始めた

引きこもりで自信損失な息子が、親子の会話で少しずつ回復し始めた
まずは失ってしまった息子の自己肯定感を取り戻すことに力を注ぎました。

その一つとして、野球に対する自信を失った息子に、新しく夢中になれる何かを一緒に見つけていきました。

引きこもっている最初のうちは、ゲームに夢中になっていた息子。

しかし、ゲームに飽きるとYouTubeを観る時間が増えていきました。

そのうちYouTubeで見ていたあるアーティスト(歌詞の世界観が引きこもりを応援するようなものが多い)に夢中になり、憧れ、貯金でギターを購入。

そして、YouTubeの動画を参考にしながらコードを覚えて演奏するようになったのです。

この頃から私は、息子は動画で何かを習得することに集中力を発揮して、何時間でも夢中で頑張れるんだということに気がつきました。

不登校の親御さんの中には、子供が引きこもってゲームやパソコンばかりに向かっていることを不安に思っている方も多いですよね?

でも私は、そのことが息子の自己肯定感につながるのであれば、とことん応援する道を選んだのです。

息子と会話をするために気をつけたこと

仕事を休むことによって、もちろん親子の会話は増えていきます。

最初のうちこそ「え?なんで仕事行かないの?」と不思議そうでしたが、ペースを乱すことないような素振りをしていました。

でも、母親の私がいることで居間に居りづらく、部屋にこもる時間が増えました。

しかし、根気良く「ご飯は絶対に一緒に食べようね。」「シャワーは毎日浴びないといけないよ。」と言い続けることで、渋々ながらもルーチン化してくれるようになりました。

息子との会話で気をつけたことは、「将来をどうするか?」について聞かないようにしたことです。

不登校や引きこもりは、先のことなんて分かりません。

『今日一日をどうやって過ごすか』の繰り返しです。

「現状についてどう思っているのか?」「このままでいいと思っているのか?」などと本人に問いかけることは、最もタブーなことだと思っています。

なので私はひたすら、息子が好きなゲームやアーティストについて質問するようにしました。

「どうしてそれが好きなのか?」「どんなとこに惹かれるのか?」「おすすめの曲は?」と興味を示すことで、息子も目を輝かせて教えてくれることが増えていきました。

このように息子の興味を引き出す形で会話を増やしたのです。

父親の存在

私が1番頭を悩ませたのはこの問題です。

息子の「男の部分」の理解を、どうやって解消していくか?は、身近で信頼できる男性に頼ることが必要でした。

自分の父親では歳が離れすぎていますし、息子の父親(私の元夫)とは音信不通です。

そこで力を借りたのが、私の職場の後輩で自身も不登校経験がある若い男性社員でした。

私たち親子の深刻な状況を知って、自ら志願して「ボクにできることがあれば」と息子のLINE友達になってくれたのです。

息子と後輩社員は、LINEを通して心を通わせてくれました。

息子にとっても同性で、しかも引きこもりの先輩として腹を割って話せる部分があったのだと思います。

そのうちその後輩社員とは直接会えるようにもなり、私抜きで書店や楽器店に行くような仲になっていきました。

不登校の子供を持ち、しかもシングルで頑張るお母さんには、「自分だけでなんとか解決しなくちゃ!」と思う人が本当に多いです。

でも、自分にはできない部分を見極めて、頼るべきところはきちんと誰かに頼ることは大切だと思います。

私もこの後輩社員に頼ったことで、後輩を通して息子が高校進学を考えていることを知ることができたからです。

次の章では、高校進学を決意した息子の前に立ちはだかったいくつかの問題についてお話します。

壁!?不登校で引きこもりの息子が高校受験に挑戦するに当たって

壁!?不登校で引きこもりの息子が高校受験に挑戦するに当たって
身近な大人の男性に心を許したことで、少しずつ自分の殻を破るようになってから、息子は本気で高校受験を考えるようになりました。

しかし、高校受験を受けるにあたり乗り越えなくてはいけない問題がいくつかありました。

学校での進路相談

不登校の子供が、学校に出向いて進路指導の面談を受けることが一つ目の壁でした。

先生の配慮で放課後、別教室での場を設けてもらいました。

しかし息子にとっては「もしも他の生徒に出くわしたらどうしよう・・・」という恐れがあったみたいです。

もちろん、高校受験を進めていくには学校との連携は必要不可欠。

先生には息子の状態を理解していただきながら、LINEや電話でのやりとりや、私一人で学校に出向いたりしていました。

時には先生が家庭訪問をしてくださったりを重ねながら必要な情報を共有するように努めてきました。

進路希望先の選定

2つ目の壁は、どこの高校を受験するか?の問題です。

息子が希望する高校の条件は、

  • できるだけ同じ中学からの進級者がいない学校(地元から遠い所)
  • 自分らしくムリなく通うことができる学校(私立や定時制・フリースクールも含む)

そのためには学校案内のパンフレットだけでは分からないことが多いため、実際に足を運んでその学校の雰囲気をつかむ必要があります。

しかし、長い期間人を避けて生活してきた息子にとっては、公共交通に乗って現地に行くことも、オープンキャンパスを見学に行くことも困難でした。

そのため息子が外に出られるようになるまでは、私が様々な学校に出向き、学生担当の先生から話を聞いたり、許可をとって校内を動画で撮影したりして息子に見せていました。

また、不登校の親の会に来るフリースクールの先生から話を聞いたり、セミナーに参加して情報収集したりすることも、私のライフワークになりました。

不登校の子供の学力問題。どうやって勉強し高校受験を乗り越えるのか?

不登校の子供の学力問題。どうやって勉強し高校受験を乗り越えるのか?
親子の会話が増え、たくさんの周りの方からの協力のもと、息子は少しずつ自信を取り戻し、自己主張も芽生えてくるようになりました。

そのおかげで中学3年生の秋には、フードとマスクは欠かせませんでしたが、1人でも乗り物に乗って目的地に移動できるようになっていました。

また、誰も自分のことを知らない環境では普通に会話をできるようになるまでに成長していました。

この頃には希望する進路の選択肢もある程度絞られてきていました。

しかし、不登校のお子様を抱えている親御さんにとっての心配どころは、やはり学校に行っていない間の学力についてだと思います。

おそらく不登校のお子様にとっては、集団で授業を受けるような塾はムリだと思います。

引きこもりだったらなおさらですよね。

  • 決まった時間に決まった場所に行くこと
  • そのために時間を逆算して身支度を整えること
  • その他大勢の人の視線にさらされること
  • その中で優劣がついてしまうこと
  • 仲間やグループが作られていくこと

引きこもりの子にとって、どれもが不得意で驚異でしかありません。

最初のうちは、息子の心を溶かしてくれた後輩社員が家庭教師をも名乗り出てくれましたが、それにはやはり時間的にも限界があります。

地元で評判の家庭教師を知人に紹介してもらったりもしましたが、いい大学に進み青春を謳歌しているような「意識高い系の学生」と息子では温度差がありすぎました。

そこで私が思い出したことが、YouTubeでギターのコードを覚えて、好きなアーティストの曲を弾けるようになった息子の才能です。

「この子は、動画を観てそこから吸収できる集中力がすごい!」

そう直感で思ったので、動画で学ぶことができる通信系の教材を探すことにしたのです。

その中でも1番しっくりハマったのが、『スタディサプリ』でした。

スタディサプリは専属の講師による教科ごとの講義を、好きなときに観ながら勉強することができます。

息子はあっという間にそのスタイルに夢中になりました。

家に引きこもりながらも、どこかでずっと学校の授業に憧れがあった息子。

だからこそ、高校からは心機一転して進学してみようかな?という気持ちになれたのだと思います。

学校で使っている教科書で学べるスタディサプリ。

その教科書と照らし合わせながら、あたかもその場で授業を受けているような感覚になれるスタディサプリは、息子の気質にとても合っていたと思います。

苦手科目やつまずいた箇所を、自分のペースで何度も落とし込めるところも良かったです。

もともと「1人で」「動画を観る」行為で集中力を発揮する息子は、スタディサプリを通してあっというまに高校受験に充分向き合えるまでの学力を取り戻しました。

(模試の結果を見た学校の先生も「あと1年あったら地域最難関校も夢じゃなかったかもしれません。」と驚かれたほどです。)

ここでもう一度、息子が苦手としていたことと照らし合わせてみると、スタディサプリで学んで良かった理由が見えてきます。

  • 勉強はいつでも自分の好きなタイミングで好きな時間だけやればよい
  • 家でできるので身支度の必要がない
  • 誰かに会う必要はなく、人の目も気にならない
  • 誰かと成績を比較することなく、比較するのは常に過去の自分
  • 仲間を作る必要はなく、変な気を回さずに勉強に専念できる

また息子にとっては、動画を通して社会とつながっている感覚を持つこともできたと思います。

それが書店で買ってきた問題集を解く勉強方法とは違うところ。

そして、スタディサプリの動画授業が新しい高校生活への良い予行練習にもなったのです。

⇒塾が苦手でもスタディサプリなら学習できる内容をまとめました。

まとめ

今は中学時代まで不登校で引きこもりの生活を送っていても、ムリせず通うことができる高校が増えてきています。

さらに我が家のように、高校から心機一転やり直すために在宅でできる勉強方法がたくさんあります。

大切なのは、『どこまで親が子供の気持ちや希望に寄り添って、潜在能力を引き出していくか』だと思います。

同じ引きこもりでも、子供の気質によってアプローチの仕方も、効果が出る受験勉強の仕方も様々でしょう。

自分の子供には、どの方法が個性を壊さず具体的な未来を描ける方法なのか?見極める必要があります。

我が家が選んだスタディサプリも、かなり多くの不登校のご家族におすすめしたい方法です。

特に対人恐怖症気味で外に出ること、人に会うことに不安がある子供にはおすすめしたい要素がたくさんあります。

無事希望する進学先に進んだ息子は、今では毎日学校に通って、新しい友人もできました。

相変わらず前髪は長いですが、もういちいちフードをかぶることはなくなりました。

そして今は、事情があって塾に通えない子供たちに勉強を教えるボランティアに興味を持っています。

人は変われます。いや、本当は変わっていないのかもしれませんね。

ずっと根本にある部分は同じで、ただ周りの環境やきっかけによって、自分の出し方が変わるだけ。そのように思います。

今、不登校の子供を抱えて、勉強や受験に向けて苦しんでいる親御さんの少しでも参考になれれば幸いです。

⇒学校の授業で使っている教科書で学ぶことができるスタディサプリを詳しく解説しました。

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