【中学生】母子家庭で塾代が払えない。ボランティアやオンライン学習、助成金を利用する
厚生労働省の統計によると、10~14歳のお子さんを持つ母子家庭の約70%は、『教育・進学』で悩んでいます。
次に『非行・交友関係』が約5%。
また家計については、母子家庭約46%が困っているという結果です。
たしかに、周りのシンママたちとの会話で「進学のための塾は、中3からでいいでしょ?」とよく話しています。
なぜ中3なのか?
その理由を考えると、私も含め、中1から塾に行かせる経済力『お金の問題』がほとんどです。
たしかに、手元にお金がないと不安ですよね。
今回、同じような悩みを持つシンママたちに、ちょっとした方法で高い塾代を払わなくてもいい、もしくは節約できる方法を紹介します。

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費用が安い順
〇【第一位】ボランティア塾を利用する
〇【第二位】インターネット、またはオンライン学習
〇【第三位】助成金を利用する
〇【その他】学習塾の割引制度を利用する
母子家庭だから塾代を節約したい。費用0円~できる3つの節約法
学費でもっとも高いのは、学習塾の月謝です。
高い月謝を払わなくても、学習塾と同じくらいの学習ができて節約できる方法があれば利用したいですよね。
さっそくいってみましょう!
【節約度:第一位】ボランティア塾を利用する
ズバリNO.1は、ボランティアの学習塾です。
無料で利用できるボランティア塾は、全国各地にあります。
調べ方は、インターネット検索で【無料 学習塾 あなたが住んでいる都道府県】で検索してください。
結構たくさんの教室が出てきます。

【節約度:第二位】インターネットを利用する
インターネットなら、検索してながら勉強すれば無料です。
また、YouTubeみたいな動画で解説しているサイトもあります。
実際に動画で見ながら勉強するほうが、調べながら勉強するより早くてわかりやすいですよね。
たしかに、効率よく学ぶのに動画はかかせず、近年では動画で学べるオンライン学習が右肩上がりで利用者が増えています。
一例として、テレビCMでよく見かける『スタディサプリ』や『進研ゼミ』などが有名ですよね。
- 『スタディサプリ』
- 『進研ゼミ』
>>>母子家庭に人気のオンライン学習ランキング(費用からキャンペーンまでまとめてみた)<<<
【節約度:第三位】助成金制度を利用する
- 『受験生チャレンジ支援貸付事業』
- 『塾代助成事業』
2つの地域のみですが、対象となる方はぜひ活用してください。
〇東京都:『受験生チャレンジ支援貸付事業』
〇大阪市:『塾代助成事業』
助成金なので、条件さえクリアしていれば返金しなくてよい制度です。
その他:学習塾の割引制度を利用する
よくテレビCMで入学金無料をよく見ますが、そのキャンペーンとは別に学習塾によっては『ひとり親割引制度』があります。
この制度は、全国展開している有名な学習塾から地域密着型塾まで幅広く採用しています。
調べ方は、インターネット検索で【ひとり親割引(もしくは、母子家庭・父子家庭) 学習塾 あなたが住んでいる都道府県】で検索してください。
住んでいる地域に対象となる学習塾がヒットするかもしれません。
学習塾によっては、最大30%以上の割引もあるみたいなので調べる価値は十分にあります。
【節約度:第一位】ボランティア塾のメリット・デメリット
ボランティアの学習塾ってどんな感じだろう?と思いますよね。
実際利用したことある生徒に聞いてまとめてみました。
〇学習塾オリジナルの問題集を使った
〇わからない単元やまちがった問題など、個別指導で丁寧に教えてくれる
〇それぞれの生徒に合った宿題が出た
ボランティア塾のメリット
ボランティア塾のメリットは、無料で利用できることです。
無料といっても学習内容はしっかりしていて、一般的な学習塾の講師はもちろん、現役を引退した学校の先生たちも多く参加し教えています。
受験のプロやベテランの先生たちが教えているので、無料といっても学習内容は一流です。
塾代を負担したくないシンママにはうれしいサービスで、お子さんにとっても無料で自分にあった学習内容が学べます。
ボランティア塾のデメリット
ぜひ、利用してほしいボランティア塾。
デメリットは、すべての地域にないことです。
ボランティア塾はこんなにすばらしいのに、地域によってないのは残念です。
本当に利用して損はないので、まずはインターネットで検索して、通える範囲にあるか確認してみましょう。
【節約度:第二位】インターネットを利用するメリット・デメリット
インターネットを利用すれば、様々な教科や単元を教えている動画があります。
とてもわかりやすいですよね。
インターネットを利用して勉強するメリット
サイトによっては、YouTubeみたいに動画で教えているサイトもあります。
とても、親切だなと思うし、20年以上勉強していない私が見てもわかりやすいです。
ちょっと手間ですが、探せば無料で見れるサイトがあるので利用しましょう。
インターネットを利用して勉強するデメリット
無料で使えるのは嬉しいですが、デメリットもあります。
一例として、
〇苦手な教科や単元があるとは限らない
〇答えがあっているとは限らない
〇最新の情報で教えているとは限らない
などがあげられます。
確かに、無料で学べるのはありがたいですが、間違った内容を学ぶのは危険です。
なぜなら、成績を上げることが目的で、間違った内容を学ぶのは時間の無駄だからです。
オンライン学習が人気が集まっている理由
デメリットを回避しながら、安く学べる方法として『オンライン学習』に人気が集まっています。
先ほども紹介した、ネットやテレビCMでよく見かける『スタディサプリ』などが有名ですよね。
オンライン学習に人気が集まっている理由は、最新情報で間違いない内容が学べるからです。
しかも、自分が苦手とする教科や単元のみを学ぶこともできます。

オンライン学習を利用している生徒たちは、部活などで忙しくても「マイペースに学習できる」と口コミになってくらいです。
そのオンライン学習の主な学習内容は、
〇使っている教科書を解説
〇定期テスト対策を解説
〇苦手な単元の基礎から応用までの解説
〇授業動画は見放題、多彩な問題も解き放題
〇都道府県ごとの公立高校受験入試対策
など、オンライン学習によって違いはありますが、学習塾と変わらない内容で勉強できます。

気になるのは費用ですが、スタディサプリみたいに月額1980~から利用できるオンライン学習もあります。
【節約度:第三位】助成金を利用するメリット・デメリット
まずは、助成金のデメリット。
〇家庭の収入によって利用できない
〇住んでいる地域(住民票がある)よって制度がない
この2つくらいがデメリットです。
収入に関しては、全体的に母子家庭は少ない傾向ですが、『母子家庭だから』という理由だけで助成金は利用できません。
理由は、父母共働きよりも母子家庭のほうが収入が多い場合があるからです。
要は、利用できるかできないかは、『収入』で判断されるということです。
また、地域によって助成金制度がないのもデメリットです。

教育に関しては、どの地域も前向きに考えているので、今後利用できる地域が増えていくことを期待するしかないですね。
それ以外は、大きなデメリットはなく、残るはメリットのみ。
利用できる助成金は利用し、家計の負担を減らしましょう。
【その他】学習塾の『ひとり親割引』を利用するメリット・デメリット
学習塾の『ひとり親割引』があれば利用するべきです。
割引があって、同じ内容で勉強できる。
これが最大のメリットです。
逆にひとり親割引を利用して、デメリットはないと思います。
メリットしかないと思えるひとり親割引。
通いたいと思った学習塾にひとり親割引があるか、事前に調べておきましょう。
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【中学1年生】高い費用を払って、学習塾に行くメリットを調べてみた
私立高校を目指すなら、遅くても中3からは学習塾にお世話になったほうが有利です。
たとえば、埼玉県の『確約制度』。
確約制度を利用することで、学習塾は私立高校との橋渡し役になっています。
他にも難関私立高校は近年、入試範囲が学校の教科書を超える傾向です。
このような理由から、独学ではなく、私立高校を専門にしたノウハウをもつ学習塾を利用したほうが有利になる可能性大です。
公立高校を目指すなら『教科書』をしっかり勉強する
一方、地元の公立高校を目指している生徒は、中1から教科書をしっかり勉強しましょう。
教科書をしっかり勉強する理由は2つ。
1:定期テストは、教科書から出題される
⇒定期テストで高得点を取れば、内申点は上がる
2:公立高校の入試範囲は、教科書の学習範囲内
⇒5教科、教科書の範囲を超えた問題は出題されない
教科書は、基礎をしっかり学べるのはもちろん、公立高校の入試に影響を与えることはわかりますよね。
毎日、学校で習う授業を板書したノート、配布されたプリントも一緒に毎日復習していれば成績は上がってきます。
【中学1年生】塾に行かなくても『教科書+α』で公立高校を目指せる
最初に結論から伝えると、『+α=オンライン学習』のことです。
公立高校を目指すなら、オンライン学習を上手すれば合格できます。
各オンライン学習のホームページに合格実績です↓↓
- 『スタディサプリ』
- 『進研ゼミ』
1:教科書と参考書、問題集だけで成績があがるとは思えかった
2:部活などが忙しく、塾に行くのはきつかった
3:口コミや周りが使っているのを聞いて、試しに使ってみたら良かった
このような理由でオンライン学習を利用している生徒が多かったです。
このような声が多いなら、私も含めほとんどのシンママは、利用料の安いオンライン学習を利用して教育費を節約したいと思いますよね。
もちろん、教育費をもっと節約するためにボランティア塾が近くにあれば利用したいです。
しかし、近くにボランティア塾がない場合や、あっても部活などで疲れて、サボってしまうことも。。。

様々な理由がありますが、でも成績はなんとかしたい思いは同じ。
そんなシンママたちの間で、オンライン学習は話題になっています。
そして、お子さんたちは『お試し期間』から利用し、思った以上にわかりやすく使いやすので続いています。
家で学習塾同等レベルの勉強ができるのはもちろん、シンママの負担も減ると高評価です。
ではなぜ、シンママに高評価なのか?
シンママたちが感じているメリットと、デメリットをまとてめました。
シンママが感じる『オンライン学習』を利用するメリット
家でオンライン学習で勉強をしているときに感じたメリット
〇費用が安い
〇世話が楽
〇心配が減る
〇家族の時間が増える
〇マイペースに学習できる
〇費用が安い
オンライン学習の費用は、学習塾よりだいぶ安く利用することができます。
一例として、スタディサプリは月額1980円で利用できます。
ほかにも、e点ネット塾はキャンペーンや割引を利用しなくても月額3000円以内で利用できます。

毎日の勉強をサポートから受験対策まで利用できので成績は上がっていくはずです。
もしオンライン学習で成績が上がらないときは、そのとき初めて学習塾に考えればいいと思います。
〇世話が楽・〇心配が減る・〇家族の時間が増える
学習塾が終わり、帰宅する時間は遅いです。
とくに小さなお子さんがいる母子家庭では、小さなお子さんに合わせた生活リズムだと思います。
よって、食事もお風呂も別になりますよね。
また、遅い時間の帰宅だと交通事故なども心配です。
オンライン学習を利用すれば、家で勉強できるので家族の時間も増えるし、食事やお風呂を別にしなくてもいいです。
もちろん、遅い時間の帰宅ではないので心配も減ります。
〇マイペースに学習できる
オンライン学習の授業動画は、ほとんど20分以内。
大事なポイントのみに絞って教えています。
部活や学校の課題で忙しい中学生。
学習塾に行くのが精一杯で、塾の宿題まで手が回っていない生徒も多いです。
無理なスケジュールで勉強しなくても、オンライン学習ならマイペースに無理のない勉強ができます。
シンママが感じる『オンライン学習』を利用するデメリット
オンライン学習は便利ですが、もちろんデメリットもあります。
〇一人だからサボってしまう
〇質問できないオンライン学習もある
〇一人だからサボってしまう
誰しも経験あると思いますが、勉強が嫌になってサボったことはありますよね。
誘惑の多い自分の部屋ならなおさらです。
サボることに不安を感じるなら、親子で一緒に机へ向かって勉強すればいいじゃないですか。
オンライン学習は家で勉強ができます。
お子さんは、授業動画を見ながら勉強。
シンママは、本を読んだり、通帳をチェックしたりすることはできるはず。
仕事で疲れているのはわかりますが、シンママのちょっとした努力でサボらず勉強します。
テレビを見ながら、「勉強しなさい!」というより「一緒に勉強しよう!」といったほうが説得力ありますよね。
〇質問できないオンライン学習もある
スタディサプリ(ベーシックコース)みたいに、動画配信のみのオンライン学習は質問できません。

しかし、オンライン学習によっては、チャットやメールで質問できます。
それでもわからない問題は、今知りたい。チャットやメールだと、回答が後日になるのでどうしてもしこりが残る。
学校や学習塾みたいに、目の前の先生がいて、わからない問題をその場で教えてもらうやり取りできないのはデメリットです。
よって、オンライン学習を上手に利用することがポイントになってきます。
たとえば、
月曜日は質問の日にして、「今週中にはわかるようにする」など目標を立てる
など、自分のスタイルを決め上手に利用していきましょう。

オンライン学習を利用して公立高校を目指す
学校の教科書をしっかり理解できれば公立高校を目指せます。
ただ、どうやって勉強していけばいいのか?
オンライン学習の主な学習内容を紹介してきます。
オンライン学習の利用方法【1】:学校の教科書を家で復習する
教科書と参考書があれば復習できますが、できたら使っている教科書で教えてくれる動画があればすごいですよね。
スタディサプリや進研ゼミには、教科書の内容で解説している動画があるのです。
イメージとして、学校の授業を家でもう一度プロの講師が教えている感じです。
スタディサプリが解説している教科書
SUNSHINE(開隆堂出版)
NEW CROWN(三省堂)
TOTAL ENGLISH(学校図書)
ONE WORLD(教育出版)
COLUMBUS 21(光村図書出版)
未来へひろがる数学(啓林館)
中学校数学(学校図書)
新版 数学の世界(大日本図書)
中学数学(日本文教出版)
中学数学(教育出版)
改訂版 中学校数学(数研出版)
現代の国語(三省堂)
新編 新しい国語(東京書籍)
伝え合う言葉 中学国語(教育出版)
授業中、聞き逃した内容やわかりづらい内容も家で確認しながら復習することができます。
さらに、オンライン学習の学習に慣れていけば予習もできます。
ほとんどの授業動画は、20分以内なので、『予習・復習』を1時間以内で終わらせることができるということです。
これくらいの時間で予習・復習できるのなら、無理なく続けることはできそうですよね。
オンライン学習の利用方法【2】:定期テスト対策がある
膨大なデータをもとに授業動画を配信しているオンライン学習。
スタディサプリや進研ゼミみたいな大手は、独自の定期テスト対策講座があります。
- 『スタディサプリ』
- 『進研ゼミ』
高得点を狙っていきたいですよね。
各オンライン学習の定期テスト対策講座は、日頃勉強が間に合っていないでも、この定期テスト対策講座で勉強すれば効率よく学べるようになっています。
部活などで忙しい生徒たちのお助けツールになるでしょう。
オンライン学習の利用方法【3】:豊富な授業動画とテキスト
オンライン学習のほとんどが、授業動画は見放題、テキストや問題集は使い放題です。
とくにe点ネット塾みたいに、単元を細かくわけて、さらにステップアップしながら勉強できるように、豊富な問題集を持っているオンライン学習もあります。
わからないままにせずに、基礎から学び、応用問題も解けるようになる。
質問できるてサポート体制があるオンライン学習は、ほとんど学習塾とかわらないですね。
オンライン学習の利用方法【4】:受験対策もある
公立高校の入試問題は、都道府県ごとで違います。
スタディサプリや進研ゼミみたいに、公立高校の受験対策を北海道から沖縄まですべてアレンジして教えているオンライン学習もあります。
もちろん、5教科全てです。
オンライン学習の利用方法【5】:オンライン学習によって違うサービス内容
オンライン学習によっては、サービス内容が違います。
たとえば、進研ゼミは生徒に合わせた『9科目オーダーメイド学習』や『定期テスト暗記BOOK』など豊富な学習内容で勉強できます。
本当に学習塾以上の内容になってきているオンライン学習。
私たち40代世代とは違い、インターネットでここまで学習できる時代になりました。
まとめ
今回は、ボランティアで利用できる塾から、インターネットを利用して学べるオンライン学習、ひとり親割引がある学習塾まで紹介しました。
オンライン学習を紹介するボリュームは大きくなってしまいましたが、学習塾に行かなくても、インターネットがあれば公立高校を目指せる時代です。
もし、オンライン学習が合わないなら、そこではじめて学習塾を考えてもいいと思います。
また逆に、学習塾に行きながらオンライン学習を利用するのもありです。
高校に入学するとたくさんのお金がが必要です。
学費もそうですが、早い時期から勉強し、受験シーズンが来ても焦ることないよう今のうちから無理せずに頑張っていきましょう。
忙しい・気軽に教育ローンを利用したい方。低い金利の銀行ローン提案を受け取れる『クラウドローン』>>>
【最後に】母子家庭の悩みトップ『教育・進学』~中学から高校卒業までに必要な学費を調べた~
母子家庭の悩みトップは『教育・進学』です。
お金に関して不安や悩みは多いですが、子どもの将来を考えるとせめて高校は出てほしいと思いますよね。
ここでは、中学校から高校卒業までいくらくらい必要なのかをまとめました。
将来の備えの参考になれば幸いです。
中学生を卒業するまでにかかってくる学習費
文部科学省の調査によると、公立中学校の3年間の平均学習費は『1,443,927円』。
そのほとんどが補助学習費(塾や家庭教師など)『1,430,090円』です。※平成28年度子供の学習費調査より
学習塾のタイプと月謝について
学習塾のタイプは大きく分けて、『個別指導タイプ』と『集団指導タイプ』があります。
一般的な月謝の相場は以下のとおりです。
〇個別指導タイプ:月謝 30,000~100,000円。
〇集団指導タイプ:月謝 20,000~80,000円。
学習塾によっては、1教科のみなど指導方法が違うので金額に開きが出ています。
また、全国展開している学習塾でも、生徒にあったプランで提案してくれるなど、校舎によっても違う場合があります。
私立高校と公立高校、3年間の費用を比較
文部科学省の調査結果は以下の通りです。
高校3年間でかかってくる費用
〇私立高校2,929,077円
〇公立高校1,545,853円
約2倍の差です。
ただし、あくまで学習費のみ。
私立高校の場合、施設利用代などの負担も増えてきます。
他にも、教科書代はもちろん、部活や習い事、交通費など私立高校に通うと費用は高めです。